私がなぜ米粉で、シフォンケーキを作るようになったのか?小麦粉と何が違うのか?を今回は、お話しようかなと思います。
米粉は、字のごとく、お米を粉末状にしたものです。昔と違って今は、粉砕技術がすご~く進歩して、とても細かい粉にできるようになりました。
私が米粉ノンオイルシフォンケーキを作り始めたころは、米粉の粒の大きさは、今よりも少し粗いものがあったりして、買ってみないとわからないという感じでした。
今は、どれもちゃんと細かいように感じます。それに、グルテンが添加されていないパン用の米粉もできて本当にすごいなぁ~って思います。
さて、小麦粉との違いですが、やっぱり一番は、グルテンが入っているかどうかですね。
グルテン、グルテン言うけど何?って感じですが、
簡単に言うと「水と混ぜたときにできる粘々したもの」です。
パン作りをする方は、よく知っていると思います。
小麦粉の主成分は、でんぷんですが、性質を左右させるのは、たんぱく質の量と質です。
たんぱく質は、「グルテニン」と「グリアジン」が主なもので、
これに水を加えて練ったものを「グルテン」と呼ばれています
グルテンの質が弱いと粘りが弱く、質が強いと、粘りも強くなります。
このグルテンの質が小麦粉によってそれぞれ違うので、作るものによって使い分けが必要になります。
パンなら強力粉、お菓子は薄力粉という感じで。
で、そのグルテンが、現在では健康に良くないのでは?と言われ始め、セレブやモデル、芸能人がこぞってグルテンフリーを取り入れはじめたので、多く広がったのです。
私が米粉ノンオイルシフォンを作り始めたころは、グルテンフリーなんて言葉はまだなくて、小麦アレルギーのための米粉ってイメージでした。
そのグルテンが健康にどう影響するのか?ですが、
やはり、食物アレルギーの原因になると言われています。小麦アレルギー、セリアック病、グルテン不耐症などです。
アトピーや喘息など、目に見えてわかるアレルギー反応までは、いかなくても、体調が悪くなったり、なんとなく体がだるい倦怠感、肌荒れ、頭痛、片頭痛、便秘、下痢、リウマチ、PMS(月経前症候群)など日常で、ふと感じるちょっとした不調も、グルテンの原因だったりします。
グルテンは、消化器官で分解されにくい特徴があります。完全に消化されなかったグルテンは、粘膜にへばりついて、炎症を起こし、いろんな不調の原因に繋がるのです。
腸には、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類があります。悪玉菌が増えると、当然腸の環境が悪くなり、便秘や肌荒れや体に不調がでます。その悪玉菌の餌になるみたいです。
簡単に説明しましたが、こういった悪影響があるので、グルテン=小麦粉は、体に良くないということで代用の米粉を使おう!という感じで流行っているのです。
私が米粉を使い始めた理由は、また違います(笑)
家族がアレルギーだったとか、私がアレルギーだから、とかでもないです。
ただ、日本人なのに、お米を食べてない!と気が付いたからです。食事は、欧米化して、簡単に食べれるパンや、パスタばっかりで、お米を食べることが少ないと感じたからです。
当時TVで、「最近は食の欧米化が進み、お米が余って勿体ないから、米を粉にして、なんとかしようと考えている」という内容だった気がします。それをみて、そういえば私もお米を食べてないな~と気づいたのです。
その時の私は、結婚したての新婚で、仕事を辞めて家て暇を持て余してました(笑)
暇だし、シフォンケーキでも作ってみるか~と思い立って作りはじめていたころで、もちろん小麦粉で作っていたのですが、途中で、そういった理由で米粉に切り替えました。
小麦が悪のように、言われますが、私は小麦が好きです。パスタや粉ものが大好きです。
でも、やはり、小麦系のものを食べると少し不調になってしまうのも事実です。なので、以前よりは、食べる量は、減らしていますが、小麦も食べているので、完全なグルテンフリー生活をしているわけではありません。
お菓子作りは、ほとんど米粉です。たまに、小麦粉の味を楽しみたい時は、小麦粉で作ります。
でも、我が家で作るお菓子は、米粉ノンオイルシフォンケーキをアレンジしたものが多いです^^